カーペットクリーニング
カーペットのシミが取れない!キレイに掃除する方法は?
カーペットのシミは取れるの?
カーペットにミートソースやカレーなどの食べ物、またコーヒーやジュース等の飲み物をこぼして、シミを作った経験がある方も多いのではないでしょうか。
ついうっかりこぼしてできた「シミ」は、すぐに適切な処置をすれば、消える可能性は高いですが、少し時間が経った後に処置をすると、一筋縄では綺麗には落とせません。
特にお子様がいる家庭では、なおさらシミはできやすいはずです。せっかく買ったカーペットは綺麗に大切にして、長い期間使っていたいものですよね。
今回はカーペットにできてしまったシミ抜きの方法を説明していきます。
目次
カーペットのシミの種類
カーペットにできるシミの性質には2種類に分別できます。
それは「水性」と「油性」です。シミの種類によって、適切な掃除の方法や使用するものも変わるので、シミの種類がどちらなのかを自分で見極めなければいけません。
間違ったやり方で掃除をすると、時間も無駄にかかりますし、汚れが広がってしまい悪化する可能性があるので注意が必要です。
また、この種類の見極める方法は簡単です。シミの部分に濡れたタオルを当ててみて色移りをするかどうかを見ればわかります。水性のシミの場合はタオルに色移りしますが、油性のものだと色はほとんど移りません。
こうして見極めれば適切な掃除の仕方がわかるので、やってみましょう。
油性のシミ
油性の汚れは、水になじまないので、すぐに落とすことは難しく、処置も少し難しくなります。
マヨネーズやケチャップなどの調味料や、クレヨンでついた汚れの性質です。かなり色自体が濃いものが多く、一度シミがついてしまった後時間が経つと、自分で完全に修復させるのは簡単ではありません。
サラリーマンがYシャツに汚れがついた時と同様に、頑固な汚れになることが多いです。
水性のシミ
水性の汚れは、水に溶けやすい汚れで、油分はないので、すぐに処置をすれば簡単に落とせるもので、代表的なものには、コーヒーやジュースなどの飲み物、また醤油やドレッシングなどの調味料の汚れで、こぼしやすいものです。
その他のシミ・汚れ
外から帰ってくると、砂や土も一緒に家の中に持ち込んでしまう事があり、カーペットに泥が固まってこびりついてしまいます。
特に夏場、お子様が外遊びから帰ってくると、玄関の靴置き場が泥で汚れていたことはありませんか。
泥汚れは固まってしまい取れにくくなってしまいます。また、出血箇所から血が落ちてしまい、凝固してしまう汚れも厄介ですよね。
水溶性ではありますが、タンパク質が固まっているので、落ちにくいです。
種類ごとに変わる掃除方法
油性と水性の汚れでは、掃除の方法が変わることはご紹介しましたが、それは性質により効率的に落とす方法が違うためです。
カーペットはそれごと丸洗いできるとは限らないので、一度汚れがついてしまうと、すぐに対応する必要があります。
油性のシミ汚れ
油性のシミ汚れにはソースやマヨネーズ、ペンキなど色が濃い汚れが多いです。水溶性の汚れよりも一度つくと取るのは難しいですが、裏技である小麦粉を使うと綺麗にすることが可能です。
・油性のシミ汚れの性質
油性のシミ汚れは、油に溶けやすい性質があります。
・油性のシミ汚れの効果的な掃除方法
油性の汚れに効果的な方法は、水と中性洗剤の混合液体と、小麦粉を使うことです。
まず、汚れの箇所を乾いたタオルでざっくりと拭いておきます。その後、小麦粉をまくことで、油分を浮かせられるのです。次に混合液体の比率はコップ一杯の水と中性洗剤を10滴ほど混ぜ合わせます。
その混合した液体を雑巾に染み込ませて、汚れの箇所に押し叩いていきます。その際汚れが広がらないようにするため、外側から内側に向かってトントン押し叩いていきましょう。すると、みるみる頑固な汚れが薄くなり、元に戻っていくでしょう。
水性のシミ汚れ
水性のシミ汚れには、コーヒーや紅茶、ジュースにワイン等は水溶性のシミですが、油性のものに比べたら比較的落としやすいものが多いです。
・水性のシミ汚れの性質
水性なので、水に溶けやすく、若干の汚れであれば、濡れたタオルで拭くと汚れは落ちます。
・水性のシミ汚れの効果的な掃除方法
水性の汚れを処理するには、表面をタオルでふき取った後、中性洗剤を使って汚れを取るのがベストです。
まずは、乾いたタオルで、汚れが広がらないように、外側から内側に向かってとんとん押し叩いていきましょう。
そのあと、台所用洗剤をシミこませたタオルで汚れを叩いていきます。すると汚れが浮き出てきますので、最後にぬるま湯で濡らせたタオルで洗剤成分をきっちり拭き取ればかなり綺麗になります。
この際、洗剤成分が残ってしまうと、腐食の原因にもなりかねないので、しっかり残さず拭き取りましょう。汚れが取れたといっても、最後まで油断禁物です。
その他のシミ・汚れ
血や牛乳はタンパク質でできているので、水溶性ではありますが、掃除の仕方が少し異なります。
・その他のシミ汚れの性質
血や牛乳はタンパク質成分を含んでいるため、高温の状態になると、凝固してしまいますので、お湯やぬるま湯を使用するのはいけません。
・その他のシミ汚れの効果的な掃除方法
固くなってしまうような汚れには重曹を使う方法がベストです。
まずは、乾いた布で汚れの箇所をしっかり拭き取ります。その後、汚れが隠れるくらいまで、重曹を振りかけ、濡れたタオルで優しく叩いて重曹をなじませましょう。
乾くまで放置したら、掃除機でその箇所全てを吸い取りましょう。そうすると、一気に綺麗にすることができます。また、牛乳など臭いがついてしまうものには、消臭効果も期待できるのでおすすめです。
オフィスや施設のカーペットの清掃は専門業者へ
オフィス全体のカーペットを綺麗にするには、素人だとかなり難しいです。
どこから手を付けていいのかわからない方にとっては、専門業者に任せるのも一つの手です。
24時間対応の業者もあるので、業務時間外に来てもらって清掃してもらえますので、業務を圧迫するようなことはありません。お掃除をしてオフィスが綺麗になれば社員にとっても非常に居心地がよく感じられるでしょう。
頻繁にやることは難しいと思うので、年末の大掃除だけでも依頼してみるも良いでしょう。
カーペットの美観を保つのはイメージアップにつながる
オフィスのカーペットが綺麗な状態でいれば、来客者からしてもかなり印象がよく感じられます。
重要な取引先や関係者を招き入れたとき、汚いオフィスで迎えられるのと、そうでないのでは、受け取り方もかなり変わるでしょう。
オフィスを綺麗にするのは、人の心も綺麗にできますし、より一層お互いが気持ちのいい人間関係を築くことが可能ではないでしょうか。
シミだけではなく普段からピカピカに
カーペットのシミのみならず、常にカーペットは綺麗にしておき、いつ誰がきても気持ちのいいようにしましょう。
汚れは気づかなくても毛の奥に絡まっていて、目視ではわからないこともあります。そのような場合、長期間その状態が続くと、汚れが大きくなり、いざ掃除をする時にかなり苦労してしまいます。
普段から綺麗にしておけば、問題ないので、週に2.3回か掃除機をかけたり、見まわしてみたりするなどして、オフィスを綺麗に保つように努力しましょう。
色素の強い汚れの掃除方法について
色素の強い汚れは、掃除が遅れるほど汚れは落ちにくくなりますので、早めにしましょう。
まずはこぼしてしまった箇所に塩か重曹を多めにかけます。しばらくおいたあと、タオルでもみ込むようにして取ると、塩や重曹の結晶が色素の強い汚れを浮き出してくれます。
その後、掃除機で吸い込んだら終了です。色素の強い汚れがついても慌てる必要はありません。
まとめ
汚れの種類に応じた掃除の方法を説明してきましたが、どれも難しい方法ではありません。特別な事をしなくても、ご自宅やオフィスにあるものでも十分に対応できます。
しかし、日頃から綺麗にする意識を持っておけば、何も悩む必要は一切ありません。何かこぼした際も放置するのではなく、自分でよごしたものは自分で元に戻す、また汚れを見つけたら自分で綺麗にするなど、意識を持つだけでカーペットの状態は変わります。