カーペットクリーニング
フローリングやカーペットの掃除には重曹が効く?裏技テクニック
重曹は様々な用途に使える優れもの!
住宅の床を検討する時、掃除のことを考えればカーペットよりフローリングを選ぶ方が多いのではないでしょうか。
フローリング床のほうがきれいな状態を保つことができ、掃除が楽にできると感じる方も多いでしょう。
フローリング床では、飲み物をこぼしてもすぐに拭けて、掃除機をかければゴミやホコリもすぐに掃除ができ、カーペットのように汚れを吸い込んでしまうこともありません。
しかし、カーペットを敷くことで冬は暖かい状態を保つことができるため、一長一短あると言えるでしょう。
今回は、そんなカーペットやフローリングの掃除をする際に、「重曹」を利用して掃除をする裏技テクニックをご紹介していきます。
目次
フローリングにカーペットを敷くとゴミが溜まる
フローリングの上にカーペットを敷くとホコリや食べかす、髪の毛などの日常生活で発生するゴミが奥に絡まってしまい、掃除しきれずにダニやホコリが溜まってしまいます。
また、ジュースなどの飲み物をこぼしてしまうとシミになったり、きれいに拭きとれなかったりして、そこから菌が繁殖してしまう可能性もあります。
さらに、フローリングにカーペットを敷くと、その間に湿気が溜まってしまいカビが発生してしまうというリスクもあります。
隙間に入るゴミを取るのは大変
フローリングの上にカーペットを敷くことで、隙間にゴミが入ってしまうことがあります。
普段の掃除ではなかなか掃除がしづらい隙間の汚れは、掃除をしないで放置をしてしまうと、後からの掃除が大変になってしまうので、普段から掃除をしておくべき部分でもあります。
隙間に溜まったほこりを取るにはハケなどを使うと掃除がしやすく、ハケを使えば幅の狭い掃除しにくい箇所もさっとふき取ることができます。
ゴミだけではなくばい菌も
また、溜まってしまうのはゴミだけではなく、ばい菌も溜まります。
掃除をするときには、換気を行うのは、菌やウィルスなどを部屋に棲みつかせないためでもあり、掃除を怠ったり換気を怠ったりすることで、ばい菌やウィルスが棲みつき、掃除をするときに部屋中に舞ってしまう危険があります。
重曹を利用すると良いって本当?
重曹は洗剤としての使用や、消臭効果、汚れ落としなど、様々な効果が期待できます。
そもそも重曹とは?
まずは、重曹とはどのようなものかを理解しましょう。
重曹は自然由来の成分でできていて、市販の洗剤に含まれている刺激成分が少ないため、家庭でも安心して使えるもので、油脂の乳化や、たんぱく質分解の効果があると言われています。
非常に安全性の高いものなので、小さい子供がいる家庭でも安心して気軽に掃除用品として活用できます。
重曹がもたらす効果について
重曹は、使い方を覚えてしまえばお風呂掃除や、キッチン、水回り、床、カーペットなどあらゆる箇所の汚れに使える大変便利なものです。
重曹は弱アルカリ性の性質があるので、酸性のものを中和する効果があり、油汚れや、焦げなど汚れを落とすなど非常に効果があります。
さらに、重曹は柔らかすぎず、硬すぎない絶妙な硬度で傷がつきやすいものでも傷をつけずに汚れを落とすことができます。
重曹を利用したフローリングやカーペットの掃除方法
ここからは、重曹を利用してフローリングやカーペットの掃除をする方法をご紹介していきます。
用意するもの
まずは、用意するものですが、重曹以外に用意するものは、「茶こし」「掃除機」くらいです。
重曹はホームセンターなどでも販売していますので、重曹を購入しておくことが必要ですが、重曹にも「掃除用」「食品用」という形で種類がありますので、種類を間違えずに購入しておきましょう。
ステップ1:重曹を撒く
まずは、重曹を取り出し、茶こしを利用してカーペットに撒きます。
このとき、茶こしを利用する理由として、手が汚れないようにするということと、茶こしを使うことでまんべんなく均等に重曹を撒くことができます。
ステップ2:馴染ませる
まんべんなく馴染ませるため、カーペットに撒いた重曹を小さなほうきや手で馴染ませていきます。
ステップ3:放置する
まんべんなく馴染ませたら、30分から1時間程度放置します。
30分程度放置するだけでも十分ですが、念入りに行いたい方は1時間程度放置すると良いでしょう。
ステップ4:掃除機で吸う
放置しておいた重曹を吸えば、掃除完了です。
強いモードで吸うことで、重曹を全て吸うことができますが、重曹をそのまま残してしまうと、折角吸い取った臭いがそのままになってしまいますので、重曹はしっかり吸うようにしましょう。
このような手順で掃除をすることで、重曹によって臭いや汚れを除去することができます。
重曹はこんなことにも使える
重曹を利用して掃除をするときには、こんなときにも使えます。
・嘔吐物の処理をしたいとき
・カーペットのシミ抜きをしたいとき
・カーペットの黒ずみを取りたいとき
それぞれ簡単に見ていきましょう。
嘔吐物の処理をしたいとき
カーペットの上で嘔吐してしまった場合、その処理に困ると思います。
まずは、嘔吐物自体を処理し、それからその部分に重曹を撒き、嘔吐物があったところにまんべんなく撒くことで、そこにあった水分が吸われます。
その重曹を回収して、次に重曹水(水に重曹を薄めた水)を作り、雑巾などで嘔吐物があったところにかけ、雑巾やキッチンペーパーなどで吸い取ります。
この作業を繰り返すことで、嘔吐物の臭いも除去できるでしょう。
カーペットのシミ抜きをしたいとき
カーペットのシミ抜きにも重曹は有効です。
カーペットについたシミの部分に重曹をそのままかけ、シミを抜いていき、その後、そこに熱湯をかけ、さらに繰り返していきます。
シミがどんどん薄くなっていきますので、完全になくなるまで行いましょう。
カーペットの黒ずみを取りたいとき
カーペットにできた黒ずみにも重曹は有効です。
カーペットの黒ずみはそのまま放置してしまいがちですが、お客様が来たときになど恥ずかしい思いをすることでしょう。
そんなときは、重曹で黒ずみも除去することがおすすめです。
スプレーボトルにお湯を入れて、そこに重曹を入れ、重曹水を作ります。
重曹水を、スプレーボトルを利用して黒ずみができているカーペットに吹きかけ、しぼったタオルで拭きます。
繰り返し行うことで、カーペットの黒ずみも少しずつ消えていくことでしょう。
このように、重曹は様々な用途で利用することができるため、カーペットの掃除にも有効です。
重層以外でもおすすめの道具
重曹以外にも、クエン酸やセスキ炭酸ソーダなど、掃除道具としては有名です。
掃除する箇所によって、使う洗剤や掃除のやり方も変わるので、掃除をする箇所に適した掃除方法を調べてみてからはじめてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した重曹は、掃除をよく行う方にとっては知っている方も多いと思いますが、重曹とハッカ油なども合わせると、より消臭効果になると言われています。
まとめ
フローリングやその上に敷いているカーペットの清掃は、普段から清掃している方も多いと思いますが、あまり普段から清掃できていない方は、大掃除として年末にすることが多いでしょう。
いつも掃除していない方は、「掃除するのが嫌だな」と思うかもしれませんが、掃除する便利グッズも色々ありますので、意外と簡単にできるため、「掃除道具」を変えてみることで、掃除が楽しくなるかもしれません。
便利グッズなどを使って楽しみながら掃除をすることがおすすめです。