定期清掃
定期清掃とは?日常清掃との違いはなに?
定期清掃は必要?どんなことをすれば良いの?
マンション経営などをされているオーナーの方々にとって、マンションの空室を無くし、家賃収入を確保することはどのオーナーにとっても重要なことでしょう。
しかし、マンション経営をする中では、入居者の確保だけではなく、入居者の方が快適に過ごせるよう、マンションのメンテナンスや清掃をすることはオーナーにとっての義務と言えるでしょう。
それはビルを運営管理する方にとっても同じことが言え、マンションやビルの管理には定期的な清掃や日常清掃は欠かせないものです。
今回は、そんな定期清掃については、日常清掃との違いについてご紹介していきたいと思います。
目次
定期清掃とは
定期清掃とは、その名の通り「定期的に清掃する」というものです。
小学生のとき、毎日教室の中を清掃していたと思いますが、それとは別に、定期的に床を雑巾がけしたり、校庭の落ち葉を拾ったりするなど、月に一度や3か月に一度行う清掃活動があったかと思います。
これが、「定期清掃」と呼ばれるものです。
ビルやマンションの定期清掃では、日常的に清掃する場所ではなく、月に一度や半年に一度など、定期的に清掃を行う外壁や窓ガラスなどがこれにあたります。
日常清掃と定期清掃
それでは、日常清掃と比べて、定期清掃はどのような清掃をするのか、具体的に見ていきましょう。
時期の違い
日常清掃と定期清掃では、まずは時期に違いがあります。
時期とは清掃するタイミングなど時系列の違いで、日常清掃は日常的に行われる清掃で先ほどの小学生の時の清掃で例えると、教室内の清掃としてごみ捨てやほうき・モップがけなどは毎日行われていたと思います。
定期清掃の場合には、毎日行うものではなく、月に一度や3か月に一度、半年に一度など、時期や期間を決めて行われる清掃で、ビルにおいては、半年に一度窓ガラスの全面清掃が行われたり、マンションにおいては半年に一度、外壁の清掃が行われたりするなど、ある程度の期間を置いて行われる清掃となります。
清掃する内容の違い
また、清掃する内容にも、日常清掃と定期清掃においては「場所」「清掃の仕方」に違いがあります。
マンションにおいては、日常清掃を行う場所としては、マンション付近の落ち葉拾い、入り口前の清掃、マンション内のごみ拾いなどがありますが、定期清掃としては、外壁や高所ガラス、排水管や屋上など、普段清掃ができないような場所が定期清掃として行われます。
また、清掃の仕方についても、定期清掃の場合にはポリッシャーという専用の清掃機器を利用するなどし、普段の清掃では落とせない汚れを落とすことも行います。
日常清掃で行うこと
一般的に、日常清掃ではどのようなことが行われるのか、見ていきましょう。
トイレや洗面などの水回り
日常清掃で行う清掃の一つとして、トイレや洗面などの水回りの清掃があります。
これは、日常的に利用する場所となっており、毎日清掃しなければすぐに汚れてしまうような場所です。
鏡など毎日使うもの
次に、鏡などもどうように、毎日利用するところは基本的には日常清掃で汚れを落とすことが一般的で、これは家庭においても言えることでしょう。
廊下など汚れやすいところ
また、廊下など、汚れが溜まりやすいところの清掃も、日常清掃の分類に入るでしょう。
マンションやビルなどの廊下については、日常清掃では掃除機や簡単なごみ拾いなどを行い、定期的にポリッシャーなどを利用した定期清掃を行うことが一般的です。
定期清掃で行うこと
次に、定期清掃で行うことについても具体的に見ていきましょう。
フローリングなど汚れがたまるところ
定期清掃を行う場所の一つとして、床やフローリングがあります。
床やフローリングは日常清掃において簡単な清掃やごみ拾いなどを行い、定期的にワックスがけを含めた清掃を行うことで、床やフローリングの汚れを落とし、清潔感を保つことができます。
窓ガラスなど清掃しづらいところ
ビルやマンションにおいて、定期清掃として代表的なのは、窓ガラスの清掃です。
窓ガラスの外は、高所の場合など日常清掃では行うことができないため、汚れが溜まります。
これは、外から見ても中から見てもガラスが汚れていることは目立つため、定期的な清掃が必要となり、3か月に一度など定期的な清掃が必要です。
エアコン清掃など
次に、エアコンの清掃なども定期清掃の一つとなります。
家庭においてもエアコンの清掃は定期清掃の一つとして挙げられますが、マンションやビルにおいても、空調設備やエアコンの洗浄などは定期清掃の対象となります。
定期清掃するメリット
次に、定期清掃を実施するメリットについて見ていきましょう。
定期清掃を実施するメリットには、大きく分けて3つ「設備環境の維持」「好印象を与える」「衛生環境を保つことができる」という部分があります。
設備環境の維持できる
定期清掃することで、設備環境を維持することができるというメリットがあります。
これは、マンションやビルにおいて、設備環境は老朽化していくことは避けられず、いかに修理や修繕を行う周期を延ばしていくかがマンションやビル経営においてのコスト削減のカギになるでしょう。
定期清掃を行うことで、これら設備環境の老朽化や故障などのリスクを軽減することができるということがメリットになります。
好印象を与えることができる
マンションやビルを経営するオーナー様の立場としては、いかに入居者やテナント企業でマンションやビルをいっぱいにするかというのは一番のポイントになるかと思いますが、入居者やテナント企業にとって、マンションやビルの美観はとても重要なポイントとなり、美観を保つことで、衛生管理ができていることなどをアピールすることにもつながるでしょう。
衛生環境を保つことができる
マンションやビルでの害虫発生は風評被害を招くきっかけになってしまいます。
ネズミなどは特に衛生環境が悪い場所に現れるため、定期的な清掃がされているだけでもそのような被害を防ぐことができるでしょう。
ネズミが出てから駆除・退治することよりも、日頃から定期的に衛生環境を保つことが重要です。
マンション・ビルの定期清掃は専門の清掃業者へ
マンションやビル管理をするにあたり、定期清掃は管理人やオーナーなどが行うことは難しいでしょう。
小学生の時の清掃とは異なり、マンションやビルの定期清掃には専用の器具を用いることや、高所の窓ガラスなどはとても素人が行えるものではありません。
定期清掃を実施する際には、専用のプロの清掃業者に依頼することで、定期的に安全に清掃してくれることでしょう。
定期清掃を依頼する清掃業者の選定には、複数業者から見積もりを取り、見積もりを比較したうえで、信頼のおける清掃業者を選定すると良いでしょう。
見積もりを出してくれないような清掃業者は、後から予想しないような請求が来る可能性もあるので、注意が必要です。
まとめ
ここまで、日常清掃や定期清掃についてご紹介していきましたが、定期清掃は日常清掃とは異なり、清掃する場所や時期などが異なるとお伝えしてきました。
マンションやビルにおいての定期清掃は、設備環境の故障リスクなどを軽減させられるほか、美観を保つ・衛生環境を保つなど、様々なメリットがあるため、マンションやビルを経営されるオーナー様は、定期清掃の導入がおすすめです。
定期清掃を実施する際には、専門の業者に依頼し、安心・安全に実施するようにして下さい。