定期清掃の費用、抑えることはできる？

マンションの定期清掃を業者にお願いせずにオーナー自らが行ったり、管理人にお願いしたりしているところもあると思います。しかし、マンションの定期清掃はプロの清掃業者に依頼しなければ、隅々までキレイにできずに害虫などの防止ができなかったり、汚れがたまってしまったりすることがあります。
そのようなことが無いように、業者に依頼することがおすすめですが、その場合、マンションの定期清掃に掛かる費用が心配でしょう。
ここでは、マンションの定期清掃の費用を抑えるポイントをご紹介していきます。

目次

1. マンションの定期清掃はそもそも必要？
2. マンションの定期清掃の費用はどれくらい？
3. 費用を抑えるポイント
4. 安い業者は何が違う？
5. 費用を抑えるために「自分たちでやる」という手は？
6. 専門業者だからこそ安心できる
7. まとめ

マンションの定期清掃はそもそも必要？

そもそも論となりますが、定期清掃は必要なのでしょうか。
マンションの定期清掃が必要な理由を見ていきましょう。

マンション経営に定期清掃は欠かせない

マンションの定期清掃はマンション経営には必要なものです。
その理由としては、マンションを経営するにあたり、入居者の快適さを保つことや、衛生管理をすることはマンション経営者の義務ともいえるでしょう。
そのため、マンションの定期清掃は美観や衛生環境を保つために必要なものと言えます。

美観を保つ目的だけではない

マンションの定期清掃を行うことは、決して美観を保つという目的だけではなく、衛生環境を保つこと、そして設備を長持ちさせること、害虫や害獣の防止をすることなどがあり、見た目だけの問題ではありません。

マンションの定期清掃の費用はどれくらい？

必要とされるマンションの定期清掃ですが、費用の相場はどれくらいなのでしょうか。

相場は…

マンションの定期清掃の費用はピンからキリからで、数千円から数万円と広さや回数、定期清掃の内容によっても異なります。
時間で計算するところもあれば、戸数で設定するところもあるため、見積もりをもらうことでそれぞれの比較をすることができるでしょう。

安ければ良いというわけではない

あまりにも安すぎる業者は、清掃が雑な場合や、スタッフの賃金が安くしっかり教育されていないということもあるため、安すぎる業者は気を付けた方が良いでしょう。
しっかりと見積もり詳細があり、安い理由がある業者は別ですが、清掃内容も事前に教えてくれない安い業者は気を付けた方が良いでしょう。

費用を抑えるポイント

ここからはマンションの定期清掃の費用を抑えるポイントを見てきましょう。

任せっきりにしない

マンションの定期清掃を業者に任せきりにせずに、自分たちが行う場所、業者に任せる場所等を決めておき、例えば管理人の方に定期的に行ってもらう清掃内容などを決めることで、全てを業者に任せずに済むでしょう。

人件費を抑えるには短くまとめること

清掃業で一番コストが掛かる部分は人件費です。
この人件費が抑えられるような清掃活動をしてもらうことで費用を抑えることができるでしょう。
例えば、数時間ずつこまめに来てもらうよりも、数日でまとめてやってもらうような清掃方法にすることで、移動時間の削減や、交通費の削減にもなり費用を抑えることが可能な場合があります。

遠い場所の業者を選定しない

距離が遠い業者に依頼すると、その分移動時間が掛かることや、ガソリン代などによって費用が増すことがあります。
そのため、出来るだけ近い業者に依頼することが費用を抑えるポイントになるでしょう。

短い間隔でやってもらう

月に1度よりも月に4回の方が一回当たりの単価が安くなることがあります。
また、長期的な契約をすることで、単価を抑えることも一般的な業者では可能でしょう。
全体的な費用を抑える溶離も、質の高い清掃活動をしてもらい、単価を下げる方が、マンションの美観を保つことや、入居者の満足度を上げることができるでしょう。

プロの業者に依頼する

マンションの定期清掃をしてくれる業者には、様々な業者がありますが、プロの清掃業者以外も定期清掃を受けている企業があります。
この場合、本業が別のところにあるため、清掃活動に慣れていないことや、単価が高くなるケースがあります。
このような業者よりも、しっかりとプロの仕事をしてくれる業者の方が、生産性の高い、質の高い仕事をしてくれる可能性が高いでしょう。

安い業者は何が違う？

次に、費用が安い業者は、一般の業者と比べて何が違うのでしょうか。

人件費を抑えている

費用が安い清掃業者の中には、人件費を抑えている場合があります。
つまり、働くスタッフの人件費が安いことで、費用を安くしているということがあります。
この場合には、賃金が安くて済むシニアの方や、パートの中でも最低賃金でお願いしているなど、主婦などの日常の清掃に慣れているスタッフに任せているケースがあり、この場合にはしっかりと教育を受けているかなどの確認をするべきでしょう。

作業ボリュームが少ない

費用がやすい業者の中には、清掃作業内容のボリュームを少なくしている業者もいます。
この場合、契約前に作業内容をしっかりと確認し、どの場所をどのように、どれくらいのスタッフで行うのかをしっかりと確認しておけば、満足のいく清掃を安い費用でお願いすることができるでしょう。

費用を抑えるために「自分たちでやる」という手は？

マンションの経営者の方の中には、マンションの定期清掃の費用を抑えるために、自分たちで清掃活動を行うという方もいるでしょう。しかし、その場合にはどのようなことが考えられるでしょうか。

汚れが落とせないというリスク

プロの清掃業者ではないため、汚れをしっかりと落とせない可能性が考えられます。
清掃業務に慣れているプロの業者だからこそ落とせるものや、業者だからこそ保有しているポリッシャーなどの清掃機器を利用することができないため、汚れを落としきれないというリスクがあるでしょう。
汚れが落としきれないと、数年で汚れがたまり、設備の寿命を縮めてしまったり、美観を保つことができなかったりします。
その場合、景観が損なわれるだけではなく、入居者の満足度が低下することや、新しい入居者を集められないなどのリスクにつながるでしょう。

高所から転落の危険も

マンションの定期清掃活動には、高所を清掃する内容も含まれています。
この時、マンションのオーナーや管理人の方など、清掃活動に慣れていない方が行うことで、高所からの転落や、脚立から落ちてしまうなどの事故につながる可能性があります。
特に、マンションの経営者や管理人の方は60歳を過ぎている方も多くいるため、そのようなリスクは低い可能性ではないでしょう。

専門業者だからこそ安心できる

マンションの定期清掃は、プロの業者に依頼してこそ、安心して行うことができます。
特に、業者に依頼していない場合には、定期清掃のタイミングを忘れてしまったり、清掃活動が疎かになってしまったりすることもありますが、プロの業者に任せることで、定期的に連絡をくれるなど、忘れてしまうなどの失敗もなくなるでしょう。
また、汚れを落とすプロなので、清掃前と清掃後では見違えるようにきれいになるでしょう。

まとめ

このように、マンションの定期清掃の費用を抑えるポイントとしては、人件費や移動費が掛からないようにまとめてお願いすることや、プロの業者に依頼すること、任せっきりにしないことなどが挙げられます。
費用を抑えようとして自分たちで清掃活動をすることは、かえって高くついてしまうことや、様々なリスクもあるため、プロの業者に依頼することがおすすめです。
マンションの定期清掃は、是非プロの業者に依頼するようにして下さい。