外壁洗浄・壁清掃
マンションの外壁清掃の相場や選定ポイント
マンションの外壁清掃をプロに頼むといくらかかる?
マンションの外壁が汚れていると、建物全体の印象も当然ながら悪くなってしまい、美観(美しい眺め、景観)を損なってしまいます。
また、汚れたままにしておくと建物の寿命も短くなり、建物の価値もなくなってしまいます。オーナーであれば建物の汚れは最終的に住民の入居率の低下に関わってしまうのではないのでしょうか。
清掃業者はたくさん存在しますが、同じ清掃会社でも清掃内容によっては得意不得意があるため、依頼する場合はこれまでの実績、評判など見極めて依頼すると安心です。
では、一体マンションの外壁清掃を依頼する時は、どのような清掃業者にお任せするのが良いのでしょうか。
今回はマンションの外壁清掃の相場や選定ポイントをご紹介していきます。
目次
業者選定で見ておきたいポイント
マンションの外壁清掃の依頼をする前に清掃会社の選定を行わなければなりません。
価格が安いにこしたことはありませんが、あまりに安すぎても、きちんとした清掃を行ってもらえるのか不安になってしまうのではないでしょうか。
反対に高すぎるからといって、金額に見合っただけの清掃を行う保証もないため、どちらにしても清掃会社の相場を知っておくことが重要になってきます。
足場を必要とするのか
マンションやアパートの場合は高所作業になる為にほとんど足場を組む必要性があるでしょう。
足場を組むことになると施行日数もかかり、足場設置代や人件費もかかってきますので、あらかじめ業者と相談しておくことをおすすめします。
しかし、業者によっては建物の形状や、周囲の環境状態によって足場を組まずとしても、屋上からロープを垂らしてハーネスを装着したブランコに乗り清掃を行ってくれるところもあります。
ブランコでの清掃は、危険を伴い確かな技術がなければ行えない作業ですので、清掃員にも足場がある現場よりも高度な技術が必要となり、負担もかかるため、必ず足場を組んでから清掃を行う業者が存在します。
このような部分も、業者選定の際には参考にしてみてはいかがでしょうか。
狭い場所でも対応可能か
先述したように、足場を組むことが難しい場所での対応が可能かどうかは、清掃会社によって千差万別ですので確認してみてはいかがでしょう。
しかし、マンションの規模が大きければ大きくなってくるほど足場は必要不可欠になってくる為、費用も時間もかかってしまうということを念頭に置いておくと良いのです。
飛散防止をしているか
外壁清掃の際には汚れを含んだ水が周囲に飛散してしまいます。
養正をするのはもちろんのこと、清掃時間帯を人通りの少ない日程や時間で作業することが可能であることや、通行人に作業中に汚水がかからないように案内板を立てたり、警備員の配置をしたりなど飛散防止対策をきちんと行っているかがポイントとなります。
清掃を行う時間帯によっては、費用が加算される場合もあるので覚えておくと便利でしょう。
マンションの外壁清掃業者とは
清掃業者の中にもマンションや、ビルなどの清掃に特化した業者が存在します。
清掃業者には、オフィス清掃のエアコン清掃が得意、同じ外壁清掃でも個人の住宅の施行実績の方が多いなど、それぞれ得意分野があるため、依頼する時にはアパート、マンションやビルなどの外壁を専門とした清掃業者が安心といえるのではないでしょうか。
清掃会社
清掃会社と一口に言っても、店舗やオフィスクリーニングまたはハウスクリーニングなど、企業ごとに専門分野が異なるため、マンションの外壁清掃を選定する際には、マンションを得意とした外壁清掃会社を選定すると良いでしょう。
ビル・マンション管理会社
最近では、管理会社が清掃会社に下請けをしてビルやマンションなどの清掃をしてもらう例が多くあります。
清掃には「日常清掃」と「定期清掃」がありますが、日常清掃を管理人が行い、定期清掃として外壁洗浄を清掃会社に委託しているという例も多く見受けられます。
マンションの規模や管理会社により委託する形も様々だと言えます。
外壁清掃の種類
外壁の種類は多くあり、たくさんの種類の汚れが付着していますが、その汚れを効率よく落とす清掃方法が「高圧洗浄機」による清掃なのです。
参考によく使用されている外壁材の種類をご紹介します。
◇金属系、窯業系サイディング
◇モルタル
◇コンクリート素材「ALC」
◇タイル材
このように色々な種類があり特徴もそれぞれ違います。汚れや外壁材により作業工程やたくさんある洗剤の中から最適な方法で清掃を行います。
高圧洗浄機による洗浄
ほとんどの清掃を業務用高圧洗浄機で行います。
強い水圧で外壁についた汚れを水で落とします。業務用の水圧洗浄機は水圧が強すぎるので非常に危険を伴いますが、熟練されたプロが使用するので清掃の仕上がりが違います。
カビやコケには薬品を使用して洗浄する「バイオ洗浄」という清掃方法もあるので、覚えておくと良いでしょう。
ブラシによる洗浄
外壁清掃専用のブラシによる清掃を行います。
外壁を傷つけない丁度良い硬さのブラシでやさしく汚れを落とします。高圧洗浄機を使用するよりも汚れの落ちは良くありませんが、最も費用を抑えることができる清掃方法ではないでしょうか。
万が一のトラブルに備えて
自分の求めている条件にあった業者を選定することができたら、1社だけではなく複数の業者に無料見積もりを依頼してみましょう。
1社だけでは平均的な費用(適正価格)などを知ることができないため、複数の業者に依頼することにより価格の相場を知ることができるのです。
保証がついているのか確認
契約する前に必ず保証がついているかどうかの確認を行いましょう。
保証といっても清掃会社によってどのような保証をするのか、それぞれ規定は各自バラつきがある為、しっかりと保証内容を確認することをおすすめします。
「言った言わない」を無くすために書類で
清掃終了後、最初の見積もりの時と請求金額が異なるなどのトラブルを避けるために、費用はもちろんのこと依頼者側の要望などを口頭ではなくきちんと書面で行う事をおすすめします。
清掃施行後にきちんと初めに提示した金額で行われているかどうか、作業工程時にかかる費用などを的確に知ることができるからです。
何かあった時の証拠にもなりますので、必ず書面に残しておくようにしましょう。
外壁の状況によっては費用が加算されることもあるので、それもまた書面上に提示してもらえば安心ではないでしょうか。
マンションの外壁清掃の相場
外壁洗浄の相場はどのくらいなのでしょうか。一般的な相場を紹介していきましょう。
外壁の状況や使用される洗剤、薬品洗剤などで費用単価の変動はありますが、一般的な高圧洗浄機を使用した外壁清掃の費用を算出しました。
・一軒家…3万円~5万円
・アパート…3万円~5万円
・マンション…5万円~10万円
・大型マンション…10万円~20万円
外壁清掃の相場はこのようになっていますので参考にしてみてはいかがでしょう。
1㎡あたりの相場
1㎡あたりの単価は100円~300円となっていますが、足場を組んだことによって発生する足場設置代、養正費用、バイオ高圧洗浄などの作業方法によって単価は変動していきます。
足場や養生費用について
先述したように、マンションともなるとほとんどが足場を組む清掃方法になることが多いため、足場設置代は必須項目になります。
また、飛散防止のためにする養正費用も最初に提示した1㎡あたりの単価100円~300円には含まれていないため、最終的には金額が高く提示されることになり、想像してたよりはるかに高く、予算オーバーなどになってしまうこともあります。
そうならないためにも、きちんと依頼者側も価格相場を知っておくことが賢明といえるのではないでしょうか。
まとめ
ここまでマンションの外壁清掃を紹介してきましたが、マンションの清掃ともなると、規模も大きいため時間や費用もそれなりにかかってしまいますが、プロに清掃を依頼することでマンションの集客率も上昇するのではないでしょうか。
清掃を通して建物の劣化状態、不具合を早めに見つける事もできるので、安心、安全な居住空間の提供につながるといえるのではないでしょうか。