エアコンクリーニング
エアコンの掃除を自分で行う際の注意点やポイント
エアコンの掃除は自分で出来る?
夏場でも冬場でも外の環境とは異なり、家の中で年中快適に過ごせるのは、エアコンがあるからと言っても過言ではないでしょう。
しかし、このエアコンは、掃除をしていないままだと空気中の汚れやほこりを吸いとり、そこから細菌や微生物が繁殖し、家中にその細菌を撒き散らしている可能性があります。
その結果、アレルギー性気管支炎などを引き起こす場合もあるため、エアコンを掃除することは大切なことです。
ここでは、家庭用のエアコンを自分で掃除する方法や道具などについてご紹介していきます。
目次
エアコンの掃除、していますか?
エアコンを設置するようになってから、何回掃除をしているでしょうか。
数えるくらいしかしていないという方や、3か月に一度は掃除しているという方もいるでしょう。
エアコンの掃除をしていないと、汚れが溜まったり、細菌を繁殖させてしまったりしますので、掃除することは大切なことです。
エアコンには沢山汚れが溜まる
エアコンの掃除を怠ると、すぐに汚れが溜まります。
汚れの種類としては、ほこりや空気中のヤニ、汚れた空気などがありますが、このような汚れはエアコンのフィルターによって吸い込まれないようになっています。
そのため、フィルターに就いた汚れが溜まり、いつの間にか真っ黒になっているということがあるでしょう。
汚れだけではなく細菌も繁殖
そして、エアコンにたまるのは汚れだけではなく細菌も溜まります。
ほこりの中には細菌が溜まりやすく、エアコンの周りは常に快適な温度が保たれるため、細菌の温床になりやすい場所となっています。
汚れよりもこの細菌が人に悪影響を及ぼすケースがありますので、小まめな掃除が必要です。
エアコンを掃除していないとこんな病気にも
このエアコンのフィルターなどに溜まる最近や微生物によって、空気中にこれらが飛散することで、アレルギー性気管支炎を引き起こしたり、アレルギー性皮膚炎の症状が出たりするケースがあります。
アレルギー性気管支炎
アレルギー性気管支炎とは、空気中の花粉やほこり、ハウスダストやダニによって引き起こすことがある気管支炎のことで、エアコンが直接的な原因ではないこともありますが、エアコンから吐き出される空気を吸うことで引き起こされるケースもあります。
この症状はこれまでそのような症状が無かった方でも、急になる可能性があるため、咳などが数か月止まらない場合には、このような症状を疑い、病院に行って診断してもらうと良いでしょう。
アレルギー性皮膚炎
次に、アレルギー性皮膚炎は、ウイルスや細菌によって引き起こされる皮膚のかゆみを伴う症状で、人の皮膚にはバリアーのようなものがあるのですが、これが弱い方に多い病気で、皮膚の炎症を引き起こし、かゆみなどが伴う病気です。
この原因となるウイルスや細菌はエアコンから出される空気中にも含まれている場合があります。
空気中に細菌やウイルスを撒き散らすことがないように、エアコンの掃除は定期的に行うべきでしょう。
エアコンの掃除をするのに必要な道具
次に、自分でエアコンの掃除をする場合に、どのような道具が必要になるのかを見ていきましょう。
掃除機
エアコンの掃除に必要な道具の一つに「掃除機」があります。
エアコンのフィルターにはほこりなどのゴミが溜まっているケースがあるため、掃除機によってこのようなほこりやゴミを吸って掃除すると良いでしょう。
掃除機がなければ手で掃除することになりますが、見える汚れは取れても、取り切れないゴミが残ってしまうでしょう。
歯ブラシ
次に、歯ブラシを用意しておくと良いでしょう。
歯ブラシは、エアコンの隅の汚れを除去することや、フィルターの網目になっているところをこすることで汚れを除去することが出来るでしょう。
歯ブラシはわざわざ新しいのを利用せずに、使い古したものを使用するなどすると良いでしょう。
雑巾
次に、雑巾ですが、これは掃除をする際にはいつでも使っているものなので、特別用意するというイメージはないですが、雑巾が無い場合には捨てても良いタオルなどを用意しておくと良いでしょう。
ビニールシート
次に、ビニールシートを用意しておきましょう。
掃除をするときに直接ビニールシートを使って掃除するというわけではなく、エアコンを取り外したときにエアコンを置く場所としてビニールシートを用意しておくことで、床やじゅうたんに直接置かなくて済むため、床やじゅうたんを汚してしまうことが避けられます。
ビニールシートが無い場合には、それに代わるものや、新聞などを用意しておくと良いでしょう。
自分で掃除をする際のポイント
次に、自分でエアコンを掃除する際のポイントを押さえておきましょう。
フィルターだけではなく冷却フィンのホコリも取る
エアコンを掃除するときには、フィルターを掃除するイメージが強いと思いますが、フィルターだけではなく、エアコンの冷却フィンも掃除すると良いでしょう。
冷却フィンとは、フィルターを外したときにその姿が見えるものですが、金属でできている凹凸があるものです。
このフィンも掃除しておくべきでしょう。
必ず内部も掃除する
エアコンを掃除する際には、外側だけやフィルターだけを掃除するのではなく、内部も拭き掃除をしておくとよいでしょう。
エアコンはフィルターだけではなく内部も細菌やカビの温床になっているケースがあります。
見た目でカビが確認できる場合にはカビもキレイに掃除しておくことが必要です。
そのままにしておくとカビの胞子が家中に飛び回ることになってしまいます。
エアコン掃除の注意点
最後に、エアコンの掃除を自分でする際の注意点を見ていきましょう。
コンセントは抜いておこう
エアコンの掃除をするときは、まずはエアコンを取り外すと思いますが、この取り外す前には必ずコンセントを抜いておきましょう。
コンセントの線につまずいたり、電気が通電したままになったりして危険ですので、コンセントを外しておくことが必要です。
分解したら元に戻せるように
次に、エアコンの掃除をする際にはエアコンを分解することになりますが、分解して元に戻せないということにならないように、分解した手順を覚えておくことや、分解する前の写真を撮っておくなど、元に戻せるようにしておくことが必要です。
せっかく掃除したのに、エアコンを取りつけられなくなり業者を呼ぶことになっては意味がありません。
必ず分解したら元に戻せるようにしておきましょう。
脚立から落ちないように
エアコンを掃除するときに気を付けたいのは、脚立などを利用する際には、脚立から落ちないように注意し、一人で掃除をせずに、必ず近くに誰かがいる状況で行うと良いでしょう。
マスクをして行おう
また、マスクをして掃除をすることが大切です。
細菌やほこり、ウイルスなどがエアコンの内部に付着していたり、フィルターについていたりすることで、掃除をしているときに飛散し、アレルギーを引き起こすなどのケースが考えられるため、マスクを着用するようにしましょう。
まとめ
ここまで、エアコンの掃除を自分で行うための方法をご紹介してきました。
エアコンの掃除は自分で行うときには様々な道具が必要なことや、キレイにするには大掛かりな掃除が必要と言えるでしょう。
専門業者に依頼することでそのような手間がなくなることや、素人が行うよりもキレイにできるため、業者に依頼するということも視野に入れておくとよいでしょう。
エアコンはカビや細菌の温床になりがちですので、小まめな掃除を心がけましょう。